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アイコン 糖尿病コラム

2010年 4月 糖尿病の新しい薬(注射)

現在糖尿病の治療薬は、大きく経口血糖降下剤(飲み薬)と
インスリン(注射)があるのですが、
インスリンとは全く違う作用の新しい注射薬がもうすぐ使えるようになります。

 前回消化管から分泌される、インクレチンというホルモンに関連する
糖尿病薬を紹介しましたが、
今回の新しい注射薬はそのインクレチンホルモンの一種である
GLP-1の効果を持つ注射薬です。

 GLP-1は体内にてすぐに分解されてしまうので、
GLP-1のアミノ酸配列の一部を変えることにより、
分解されにくくしたものです。

 GLP-1は、食後血糖が上昇してくると小腸から分泌され、
インスリンの分泌を刺激したり、
グルカゴン(血糖を上昇させるホルモン)の分泌を抑えたりして、
血糖の上昇を抑える働きをするホルモンなのです。

 また、GLP-1は胃からの食物の排出を遅くするため
食欲を抑える効果があり、体重を増やさないという効果もあります。
 また、GLP-1は血糖が上昇している時だけ作用し、
血糖が正常のときは働かないため、低血糖をおこしにくいといわれています。

 また、糖尿病の人は 膵臓のβ細胞(インスリンを分泌する細胞)の機能が
糖尿病発症時すでに正常の半分になっているといわれており、
治療を行っても、β細胞の機能の低下を遅らせることは難しいといわれているのですが、
今回の新薬は膵臓のβ細胞の機能改善作用も報告されており、
糖尿病の薬としては今後期待できると思われます。

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