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糖尿病コラム |
2010年 2月 インスリンの保管方法
糖尿病でインスリンを処方されている方、インスリンをどのように保管しているでしょうか?
インスリン製剤は開封前は冷蔵庫で保管(適温は2〜8℃なので冷蔵庫の扉の棚
などに凍結を避けて)してください。
開封後は室温で遮光保管します。
開封後冷蔵保存すると、冷たいインスリンを注入することにより、
痛みをかんじたり、また結露によって注入器の不具合が起きたりするため、
室温保管にしましょう。
開封後は30℃以下の状態で約4週間は安定しております。
旅行などでインスリンを持ち歩くときは、直射日光にあたってしまったり、
高温状態にならないようにしてください。
特に、閉めきって高温になった車の中、屋外、窓際などにはおかないよう注意してください。
寒冷地ではタオルに包むなどして、直接外気に触れないようにしてください。
飛行機に乗る時も、手荷物に入れ、機内持ち込みにしてください。
インスリンが凍結すると、インスリンの作用時間が狂ってしまいます。
また、高温になるとインスリンが変性してしまい、インスリンの働きが
なされなくなります。日光に当たってしまうと、インスリンの含量が減ってしまいます。
以上のことなどに気をつけ、処方されたインスリンを正しく使用、保管するようにしてください。
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